義歯(入れ歯)による治療:
当院では金属のバネがない義歯(ノンクラスプデンチャー)をお勧めしています。
従来のバネ式入れ歯は見た目が気になるだけでなく、バネを掛ける歯への負担が大きいために、健康な歯を傷めてしまう、歯垢が溜まり易い、歯周病や虫歯の原因になるなどの問題があります。
●ノンクラスプデンチャーにはドイツ式のテレスコープ義歯や、弾力性があるナイロン系のポリアミドを素材としたKプラス義歯、ポリエステル系材料のエステショット義歯など数種類の方式があります。
患者様の状態やご希望に合わせて最適な方式のものをお勧めしております。

■ ノンクラスプ(Kプラス)入れ歯
Kプラス入れ歯はポリアミド樹脂の超弾力性によって、金属バネを使わずにしっかりと歯ぐきに固定されます。
薄く、軽く、落としても壊れ難い構造の優れた入れ歯です。(保険適用外)
★Kプラスの特長:
<清潔>
⇒入れ歯の床の素材(ピンク色の歯ぐきの部分)は水分や油分を弾く性質なので、汚れや匂いが付き難く、従来の入れ歯より雑菌の付着が大幅に減ります。
<薄く軽い>
⇒水に浮くほどの軽さなので違和感無く装着できます。
<安全>
⇒人体への毒性はないので安心して長く使用していただけます。
<壊れにくい>
⇒吸水性が低いので変形し難い上に、細部は特殊繊維で補強されているので頑丈です。
写真にマウスポインターを乗せてご覧ください。

■ テレスコープ入れ歯
テレスコープシステムはドイツで生まれ、多くの患者さんに利用されている実績の高い入れ歯の方式です。(保険適用外)
日本ではまだ多くの歯科医院で扱っていませんが、当医院では優れた入れ歯方式としてお勧めしております。
テレスコープシステムは残っている歯の負担を最小にしながら活用するところが他の入れ歯方式と大きく異なっています。
残っている歯の中で入れ歯固定用に支えとなる歯に、先が細くなった形状の冠をかぶせて「内冠」を作り、入れ歯の内側についている「外冠」と勘合させたときの摩擦力によってお口の中に固定される入れ歯です。
また、残存歯の状態や、より高い固定力を求める場合には、写真のような外からは見えないレバー(鍵)で、支えとなる歯の外冠にロックする方式(リーゲル・テレスコープシステム)を用います。
レバーが閉状態で入れ歯が浮き上がることはないので、お餅を食べても外れることはありません!
インプラント治療前の診査の結果、お口や身体全体の健康状態などで不適合な方、インプラントの手術はしたくないという方にお勧めします。
写真にマウスポインターを乗せてご覧ください。
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